皮膚トラブルについて

皮膚トラブルに悩んでいる飼い主さんのために書きました。

少し長くなっているので、お時間がある時にお読みください。

私は獣医でもありませんし、皮膚の専門家でもありませんが、当店の飼い主さんで皮膚トラブルに悩んでいる方は少なくありません。

そのため、少しでもわんこや飼い主さんのお役に立てればと思い、今回の内容を書くことにしました。

少しでも皮膚トラブルで困っている飼い主さんの参考になれば幸いです。

※今回書いたのは、以前から店頭でお配りしているわんこの教科書に書いてあるものを、もう少し深堀りした内容になっています。

犬の皮膚は人の皮膚より薄いため、乾燥に弱くデリケートです。

その代わりに被毛で皮膚を守っているので、この皮膚と被毛との関係は切っても切れないもの。

犬にとって皮膚と被毛の関係は重要なものですが、まだ研究段階で分からないことが多く、今でも研究が進められています。



皮膚や被毛は病原体から体を守ったり、水分を体に留めておく役割があり、皮膚を守る「皮膚バリア」が正常に保たれていれば、健康な皮膚や被毛を維持できます。

しかし、逆に皮膚バリアが弱まると、病原体の侵入がしやすくなってしまったり、水分を皮膚の留めておく力が弱くなってしまい、皮膚トラブルの原因となってしまいます。

そのため、皮膚や被毛は正常な状態で保つことが望ましいです。


とくに、高齢犬は年齢のせいだからと片付けてしまうケースも見受けられますが、皮膚トラブルの原因は年齢の影響はあるにしても、他に原因があるかもしれないので、なぜ皮膚トラブルになっているのか?という原因を探ることが大切になります。


ただ、皮膚トラブルと言っても原因は色々あり、病気や寄生虫によるもの、先天性なものからアレルギーやストレスなど、何が原因で皮膚トラブルになっているのかは、一つ一つの原因を潰していかないと分からないことがほとんどです。



もし皮膚トラブルがひどい場合、皮膚の分野に詳しい動物病院にいくことをオススメします。

当店に来店されていて、病院で原因不明と診断され、数年間全身の被毛が薄かったトイプードルのわんこが、動物病院を変えたら甲状腺機能低下症という病気と診断をされ、薬を飲み始めて半年でふさふさの毛になったということもありました。



もし、今行っている動物病院に行っても長期間改善しない場合、セカンドオピニオン的に違う動物病院に行くことも選択肢に入れておくことをオススメします。

獣医は人間の医師と違い、内科や外科などに分かれていないので、すべての分野を一人で見なければいけません。

これはとても大変なことです。

それを理解した上で、動物病院も複数いくということは、実は大切なことだったりします。



もちろん、現在進行系で治療をしている場合、それを途中で止めるのは一番やってはいけないことなので、必要期間は必ず同じ動物病院で診察を受けてください。

治療というのは短期間で効果が現れるものは少なく、数ヶ月単位で経過を見て、それでも改善がなければ違う方法を試すことが多いと思います。

それらが全て終わっても改善が全く無い場合や、原因不明と診断された場合の選択肢の一つとして、セカンドオピニオンを頭の片隅にもでも入れておいてもらえれば嬉しいです。




皮膚というのはとてもデリケートだということは先程もお話しました。

そこで、フリージアでは皮膚ケアに対しても力を入れています。

シャンプー後は皮膚の水分量が減ってしまい、正常な状態に戻るまでに3日以上かかると言われています。

最近では犬の皮膚の研究も進み、人と同じようにセラミドやヒアルロン酸で保湿をすることで、シャンプー後でも正常な皮膚の状態に素早く戻ることが分かってきました。

犬の皮膚の専門家が開いた保湿セミナーでは、やはりシャンプー後の保湿の重要性を何度も繰り返していました。

そこで、フリージアでは2019年夏から複合セラミドやヒアルロン酸などが配合されている保湿剤をシャンプー後に全頭に実施しています。


当初は保湿剤のコスト的に有料オプションでの導入を考えましたが、保湿の重要性を学んだからには全頭保湿が出来ないのはよくないと思い、無料で全頭に保湿をさせていただいております。

この保湿剤は犬の皮膚の専門家が開発したものを採用していて、当店のお客さんが皮膚トラブルで皮膚に強い動物病院に行った際に処方をされているくらい信用できる保湿剤です。


シャンプーは汚れを落とすためには必要ですが、必要な皮脂も落としてしまうからこそ、保湿が重要になります。

また、肌のデリケートな子には、オプションにはなりますがアミノ酸系の超低刺激シャンプーや薬用シャンプーなども取り揃えているので、もしお家に帰って痒みが出ているようでしたら、これらのシャンプーへの切り替えもご検討ください。


シャンプーを変えただけで症状が良くなるということは少ないですし、保湿をしたからといって皮膚トラブルが治るということは難しいです。

しかし、その小さな積み重ねの一つ一つが、皮膚トラブルの改善のための一歩になると信じています。



皮膚トラブルがある場合、保湿剤を日々の皮膚ケアとして使用することもオススメです。

シャンプー後だけではなく、日々の生活で保湿をすることは、人間同様に有効的な手段だというデータもでているようです。

当店では使用している保湿剤の取り寄せも可能なので、取り寄せをご希望の方はスタッフまでお声がけください。



ここからは、飼い主さんができる皮膚ケアに関して紹介をしたいと思います。

病気で皮膚トラブルが発生している場合は、動物病院で治療をする必要がありますが、食べ物で皮膚トラブルが発生しているというケースも少なくありません。

例えば、ドッグフードやオヤツなどの原材料に対するアレルギー反応がでているケースです。

わんこはドッグフードで毎日の食事をしています。

ドッグフードは栄養バランスや保存性に優れている便利で優秀な食べ物ですが、長期間同じものを食べていると、アレルギー反応が出てしまうことがあります。



じつは、ドッグフードでよく使われている原材料は鶏肉です。

鶏肉は高タンパク低脂質で低コストのため、ドッグフードで一番使われている原材料ですが、逆に言えば長期間鶏肉が原材料のドッグフードを食べ続けたことで、鶏肉アレルギーになっているという可能性もでてきます。

また、違うドッグフードに切り替えをしても、鶏肉がドッグフードの主原料だったということは珍しくありません。

それくらい鶏肉が使われているドッグフードは多いです。



そのため、当店でオススメしているのは、ドッグフードに使われている原材料を違うものにして、ローテーションしながら与えていくという方法です。

ドッグフードをローテーションして、複数の原材料に分散させることで、食物アレルギーになってしまうリスクを低減させます。


原材料の調べ方ですが、ドッグフードの原材料はパッケージの裏面に必ず記載されています。

この表示方法は法律で決められているので、一番最初に書かれている原材料が一番多く使われていて多い順に記載がされています。一番最後に書かれているものが一番使用料が少ない原材料です。


質の高いドッグフードは先頭に鶏肉やラム肉や魚などの「お肉」が使われています。

この原材料を確認して、主原料が鶏肉のドッグフードがなくなったら次はラム肉のドッグフードを与え、ラム肉のドッグフードがなくなったら魚のドッグフードを与える、このような形でローテーションをしながらドッグフードを与えていきます。



また、今与えているドッグフードの原材料の先頭にお肉の記載がなく、小麦粉やとうもろこしなどが先頭に記載をされているドッグフードは質が高くないものが多いです。

その場合、原材料表示の先頭にお肉の記載があるドッグフードを選ぶことを意識してみてください。

お肉が多く使われているドッグフードは、穀物が主原料のドッグフードよりも原価が高くなるので、その分ドッグフードの価格も上がってしまいます。

しかし、毎日の食事で体はできているので、質の高いドッグフードを与えるということはとても大切なことです。

ちなみに、一部のアレルギー対応食や療法食などはこれに該当する商品があるかも知れませんが、獣医師の指示のものと与えている場合は、獣医師の指示に従ってください。




以前、当店で実際にあったお話ですが、皮膚トラブルに長年悩んでいた多頭飼いの飼い主さんがいました。


今まで穀物が主原料のドッグフードを与えていたので、当店で販売している肉が主原料のドッグフードに切り替えたところ、わんこ全員の皮膚トラブルが一気に改善をしたということがありました。

変えたのはドッグフードだけで、他は変えていません。



この経験があって、ドッグフードの重要性を再確認したのと同時に、飼い主さんの選択次第で健康状態も変わってしまうのだと思ったでき事でもあります。

ここでは、当店の販売しているドッグフードを買ってほしいとかそういうことを伝えたいのではなく、ドッグフード選び一つで良くも悪くも健康状態が変わってしまうということをお伝えしたいです。

だからこそ、飼い主さんにドッグフードの重要性を少しでも知ってもらいたいので実体験を書いています。

ほんの少し知識があるのと、全く知識がないのとでは大きな差で、今回の内容でそれが少しでも伝わっていれば嬉しいです。




他にも、皮膚トラブルがある場合は、オヤツにも注意が必要です。

ドッグフード同様に与えているオヤツが原因という可能性も0ではないので、皮膚トラブルが改善するまでは販売されているオヤツは控えることをオススメしています。

市販のオヤツは着色料や香料などが使われていることも多く、健康なわんこなら問題ないことでも、少し体が弱いわんこだとそれらに反応がでることもあります。

フリージアでオススメしているのは、オヤツの代わりにドッグフードの粒をご褒美として与える方法です。

ご褒美をドッグフードにすれば、食べるものがドッグフードの1種類しかないので、食べ物が原因なら突き止めやすくなります。

もちろん、健康的なわんこな場合は、オヤツを与えることはリフレッシュにも繋がると思うのでいいと思いますが、皮膚トラブルがある場合はわんこが我慢するのと同じくらい、飼い主さんの我慢も必要です。

可愛そうだからという理由で、ついついオヤツを与えたくなる気持ちは分かりますが、わんこのために我慢をしてあげてください。

ついつい与えてしまう飼い主さんは本当に多いです…!




最近では、皮膚科専門の動物病院ができるくらい、皮膚に特化して専門知識を有している病院もできてきました。

それくらい、皮膚トラブルで悩んでいる飼い主さんは多いですし、皮膚病は専門性の高い分野だとも言えます。

また、皮膚科専門でなくても、皮膚トラブルに力を入れいている動物病院も非常に増えてきているので、以前よりは皮膚トラブルを治療しやすい環境になってきたとも言えます。

しかし、動物病院だけで皮膚トラブルを改善するわけではなく、飼い主さんの知識と理解があって改善に向かっていくと思います。

皮膚トラブルが改善すれば、わんこ自身のストレスもなくなりますし、飼い主さんとわんこの生活がよりよいものになると思います。

少し長くなりましたが、今回の内容が少しでもわんこと飼い主さんの参考になれば嬉しいです。




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